(昨日の記事には58kmと書きましたが、正確には62kmでした)
太陽の道ウルトラマラニック。
その距離190kmという、信じられないような過酷なマラソン大会。
先週自転車で応援に行って、その距離を走りきったランナーたちから刺激を受けた帰り道、
私は「距離への挑戦」という新たな決意を胸に自転車を走らせていました。
太陽の道ウルトラマラニック。
その距離190kmという、信じられないような過酷なマラソン大会。
先週自転車で応援に行って、その距離を走りきったランナーたちから刺激を受けた帰り道、
私は「距離への挑戦」という新たな決意を胸に自転車を走らせていました。
190kmを走りきったぴかいちさんは、フルマラソンでは4時間半くらいの記録だそうです。
但し、これは「楽しんで走る」という彼のポリシーからのもので、全力を出し切ってのタイムだとは思いませんが、それにしても彼が特別優れたランナーでもないということは言えると思います。
ならば私にも出来るかもしれない。
勿論190kmは無理にしても、いつかは100kmマラソンに挑戦するということも夢物語ではなさそうだと思えてきました。
というわけで、早速走ってきました。
今回はまず、フルマラソンの1.5倍くらいの距離、60kmを目標とします。
候補地をいろいろ考えて思いついたのは、山桜で有名な三多気。
もうだいぶ散ってしまっているようですが、そんなことは私にとってはどうでもいいこと。
往路は、老ヶ野から大洞山の肩を越えて三多気に下り、復路は名松線に沿って帰ってきます。
これなら、最悪力尽きても電車で帰って来れます。
時間は8時間を目安として、朝8時前に出発。
時速8km/hを目標にゆっくり走ります。
私はいつものトレーニングは、遅い時でも10km/hくらいで走っているので8km/hというとかなり遅く感じ、じれったくなります。
まるで、時計の秒針をじっと眺めているようで、遅々として距離が伸びません。
しかし、今日は先の見えない長旅。
ここはじっと我慢のしどころです。
12kmを過ぎた辺りで、正面のはるか彼方に大洞山が見えてきました。
あぁまだあんなに遠いのかと、ついため息が出てしまいました。
八知の材木置き場を過ぎて老ヶ野までは坂が急になってきますが、まだまだこの辺は序の口。
老ヶ野から大洞山へは激坂になります。
ここは歩いて登っても心拍数が150を越えるほどでした。
大洞山の肩(標高640m)から三多気へはコンクリート舗装の急坂。
ウエストバックをおなか側に持ってきて、腹を突き出して走る姿はまるで富永一郎さんの
漫画のようで笑えます。
そして、三多気の桜見物に来る花見客にとっては最上部にあたる真福院に到着。
桜の見ごろは少し過ぎているようですが、それでも結構な人出でした。
特に目立つのは、高級なカメラと三脚を抱えたアマチュアカメラマン。
水を張った田圃に映る桜の木と、水面に浮かぶ花びらを一生懸命望遠レンズで狙っていました。
下手に歩いていると「おーい、そこどいてくれぇー」と声が飛んできます。
ったく、自分の事しか考えてないんだなぁ (ーー;)
さて、しばし桜を楽しんだ後は復路にとりかかります。
ここまで29km。
激坂もありましたが、無理せず、時には歩いてゆっくり来たので、まだまだ体力には余裕があります。
それにこの先は全体的にゆっくりとした下り坂。
この調子なら名松線のお世話になることはないかなと、順調に走り続けます。
その快調な足取りが鈍り始めたのは45kmを過ぎた頃でしょうか。
さすがに足が重くなって思うように進まなくなってきました。
同じ幅、同じ高さで足を動かすのなら何とかなるのですが、立ち止まったり、段差を乗り越えたり、ちょっとの変化があるだけでその後の動きがとっても硬く感じられます。
でもまだ先は長いし、ここからが勝負どころです。
家城を過ぎた辺りの53km付近。
とうとう走り続けるのがしんどくなって、歩きはじめます。
自販機で1リットルのスポーツ飲料を買い、休憩をかねて半分ゆっくり飲み干し、残りを空の500mlのペットボトルに移し変えてウエストバックに入れました。
さて、関ノ宮から名松線と別れて、ここから一志町の境界線までの上りは最後の難所。
何も考えず、ゆっくりゆっくりと足を進めて、一歩一歩残りの距離を縮めることに専念します。
さっき500ml飲んだばかりなのにすぐに喉はカラカラ。
ウエストバックのボトルも最後の上り坂で全て飲み干しました。
さて町境の峠も越えて後は下って、その先残り約2km。
最後の力を振り絞って走りきりたいところですが、この距離がまた長いのなんの。
特にこの辺は見慣れた風景ということもあって、足をいくら前に出しても思いのほか距離は縮まる感じがしません。
最後はもう歩き半分といったところでやっと帰り着くことができました。
いやぁー、それにしても今回62km走ってみて、今の私にしてみればこれが限界かなという感じですね。
太陽の道のたった3分の1と思うと、あらためてそのすごさを感じました。
本当に恐れ入りました。
今日のルート
距離:61.8km
時間:8時間12分
平均時速:7.5km/h
平均心拍数:131bpm
運動強度:69%
消費量:3196kcal
但し、これは「楽しんで走る」という彼のポリシーからのもので、全力を出し切ってのタイムだとは思いませんが、それにしても彼が特別優れたランナーでもないということは言えると思います。
ならば私にも出来るかもしれない。
勿論190kmは無理にしても、いつかは100kmマラソンに挑戦するということも夢物語ではなさそうだと思えてきました。
というわけで、早速走ってきました。
今回はまず、フルマラソンの1.5倍くらいの距離、60kmを目標とします。
候補地をいろいろ考えて思いついたのは、山桜で有名な三多気。
もうだいぶ散ってしまっているようですが、そんなことは私にとってはどうでもいいこと。
往路は、老ヶ野から大洞山の肩を越えて三多気に下り、復路は名松線に沿って帰ってきます。
これなら、最悪力尽きても電車で帰って来れます。
時間は8時間を目安として、朝8時前に出発。
時速8km/hを目標にゆっくり走ります。
私はいつものトレーニングは、遅い時でも10km/hくらいで走っているので8km/hというとかなり遅く感じ、じれったくなります。
まるで、時計の秒針をじっと眺めているようで、遅々として距離が伸びません。
しかし、今日は先の見えない長旅。
ここはじっと我慢のしどころです。
12kmを過ぎた辺りで、正面のはるか彼方に大洞山が見えてきました。
あぁまだあんなに遠いのかと、ついため息が出てしまいました。
八知の材木置き場を過ぎて老ヶ野までは坂が急になってきますが、まだまだこの辺は序の口。
老ヶ野から大洞山へは激坂になります。
ここは歩いて登っても心拍数が150を越えるほどでした。
大洞山の肩(標高640m)から三多気へはコンクリート舗装の急坂。
ウエストバックをおなか側に持ってきて、腹を突き出して走る姿はまるで富永一郎さんの
漫画のようで笑えます。
そして、三多気の桜見物に来る花見客にとっては最上部にあたる真福院に到着。
桜の見ごろは少し過ぎているようですが、それでも結構な人出でした。
特に目立つのは、高級なカメラと三脚を抱えたアマチュアカメラマン。
水を張った田圃に映る桜の木と、水面に浮かぶ花びらを一生懸命望遠レンズで狙っていました。
下手に歩いていると「おーい、そこどいてくれぇー」と声が飛んできます。
ったく、自分の事しか考えてないんだなぁ (ーー;)
さて、しばし桜を楽しんだ後は復路にとりかかります。
ここまで29km。
激坂もありましたが、無理せず、時には歩いてゆっくり来たので、まだまだ体力には余裕があります。
それにこの先は全体的にゆっくりとした下り坂。
この調子なら名松線のお世話になることはないかなと、順調に走り続けます。
その快調な足取りが鈍り始めたのは45kmを過ぎた頃でしょうか。
さすがに足が重くなって思うように進まなくなってきました。
同じ幅、同じ高さで足を動かすのなら何とかなるのですが、立ち止まったり、段差を乗り越えたり、ちょっとの変化があるだけでその後の動きがとっても硬く感じられます。
でもまだ先は長いし、ここからが勝負どころです。
家城を過ぎた辺りの53km付近。
とうとう走り続けるのがしんどくなって、歩きはじめます。
自販機で1リットルのスポーツ飲料を買い、休憩をかねて半分ゆっくり飲み干し、残りを空の500mlのペットボトルに移し変えてウエストバックに入れました。
さて、関ノ宮から名松線と別れて、ここから一志町の境界線までの上りは最後の難所。
何も考えず、ゆっくりゆっくりと足を進めて、一歩一歩残りの距離を縮めることに専念します。
さっき500ml飲んだばかりなのにすぐに喉はカラカラ。
ウエストバックのボトルも最後の上り坂で全て飲み干しました。
さて町境の峠も越えて後は下って、その先残り約2km。
最後の力を振り絞って走りきりたいところですが、この距離がまた長いのなんの。
特にこの辺は見慣れた風景ということもあって、足をいくら前に出しても思いのほか距離は縮まる感じがしません。
最後はもう歩き半分といったところでやっと帰り着くことができました。
いやぁー、それにしても今回62km走ってみて、今の私にしてみればこれが限界かなという感じですね。
太陽の道のたった3分の1と思うと、あらためてそのすごさを感じました。
本当に恐れ入りました。
![]() |
老ヶ野の枝垂桜 |
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大洞山へは激坂が続く |
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![]() |
新緑が鮮やか |
![]() |
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三多気の山桜 |
![]() |
田圃の水面に浮かぶ花びら |
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望遠レンズを構えるアマチュアカメラマン |
今日のルート
距離:61.8km
時間:8時間12分
平均時速:7.5km/h
平均心拍数:131bpm
運動強度:69%
消費量:3196kcal
--ウルトラ入門--
お疲れさまでした。
老ヶ野の桜は先週が満開のようでしたが、
まだ残っていたのですね。
三多気の桜は有名なようですが、いつも近くを
通る(走る)だけで見たことがありません。
ひとりで走ると自分のペースで走れますが、
しんどくなったときは仲間と一緒の方が
気分的に助けられます。
フル(42km)以上を走れば、もうウルトラ
ランナーです。
おまでとうございます!
お疲れさまでした。
老ヶ野の桜は先週が満開のようでしたが、
まだ残っていたのですね。
三多気の桜は有名なようですが、いつも近くを
通る(走る)だけで見たことがありません。
ひとりで走ると自分のペースで走れますが、
しんどくなったときは仲間と一緒の方が
気分的に助けられます。
フル(42km)以上を走れば、もうウルトラ
ランナーです。
おまでとうございます!
by: ぴかいち * 2008/04/21 22:43 * URL [ 編集] | page top↑
--訂正--
(誤り)おまでとう→(正)おめでとう
申し訳ありません。
(誤り)おまでとう→(正)おめでとう
申し訳ありません。
--Re:ウルトラ入門--
ぴかいちさん
まずは第一段階クリアってところでしょうか?
私の今の力では、これがもう限界という感じですが、
週一回くらいLSDトレーニングを入れていったらもうちょっといけそうな気もします。
ただ、そうなると自転車に乗る余裕がなくなるのでどっちを取るか難しいところです。
三多気の桜は山桜で、他の桜の名所とはちょっと違った風情があってなかなかいいですよ。
来年はコースを変更して、三多気から比津へというのもいいかもしれませんね。
ぴかいちさん
まずは第一段階クリアってところでしょうか?
私の今の力では、これがもう限界という感じですが、
週一回くらいLSDトレーニングを入れていったらもうちょっといけそうな気もします。
ただ、そうなると自転車に乗る余裕がなくなるのでどっちを取るか難しいところです。
三多気の桜は山桜で、他の桜の名所とはちょっと違った風情があってなかなかいいですよ。
来年はコースを変更して、三多気から比津へというのもいいかもしれませんね。
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