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槙野林道 高良城林道トレイルラン 17km
国土地理院の地形図に、大山田の下阿波から笠取山に向かって槙野川沿いに登っていく東海自然歩道が描かれています。
この道、前から気になっていて検索してみたのですが、どうもロードバイクで走れるような道ではないようですね。
それならトレイルランなら大丈夫じゃないかということで、走ってきました。
地図で見ると、この道は笠取山の頂上付近で広い道に出てそのまま高良城林道に繋がっているようです。
それで、下阿波~自然歩道~高良城林道~下阿波というルートを計画しました。

槙野林道の始点に東海自然歩道の道標がありました。
この川はオオサンショウウオが生息する服部川。
夏になって水温が上がってくると姿が見られるそうで、たくさんの人が見に来るんだと、近所のおばあさんが教えてくれました。


自然歩道になっている槙野林道は、概ねコンクリート舗装道路で所々砂利道がありますが軽自動車なら充分通れるほどの幅もあり、トレイルランには走りやすい道です。
しかし、中盤以降傾斜がとてもきつくなり、早足で歩くのがやっとという感じでした。
それでも頂上が近くなってくると、広葉樹の原生林が気持ちよく迎えてくれます。


林道の終点で広い舗装道路に出ます。
この道を下れば高良城林道に繋がるはずと思いながら走っていると自衛隊のジープが前方からやってきました。
笠取山の頂上には防衛庁の施設があるので、この辺は自衛隊の車両が走っていて何も不思議はありません。
私は何も気にせず走り続けていました。
ところが、ジープの隊員は怪訝そうな顔で近付いてきて車を止めました。

「ここは防衛庁の施設で立ち入り禁止ですよ、どこから来たんですか?」

「自然歩道を登ってきたんですけど・・・」

「とにかく引き返してください」

と言われても、私も予定していたコースを行きたいのでそう簡単には引き下がれません。

「この先に高良城林道があるはずだからそっちに下りたいんですけど」

「それじゃあ車に乗ってください」

私は遠慮して断ったのですが、ここは立ち入り禁止区域だからとにかく乗ってくださいというので、仕方なく乗せてもらいました。
すると助手席の隊員が無線で本部に事情を説明し、許可を貰っているようです。
なんだかとっても申し訳ないことをしてしまったのかなぁ。

ちょっとの間があって許可が下りたようなので、高良城林道へ繋がる道のゲートの施錠を外してくれました。
自然歩道の方からは簡単に入れたけど、こっちの方は随分厳重に閉鎖してあるんですね。
でも後で分かったんですが、自然歩道は笠取山の頂上手前を馬野渓の方に右折していたようです。
その分岐点に「この先立ち入り禁止」とでもはっきり書いてあったら分かりやすいんですけどね。

高良城林道を少し下っていくと小さな沼がありました。
その周りの木の葉になにやら白いものが付いています。
花にしてはヘンだなと思いながら近付いて行くとそれは泡状の塊です。
そして、辺りからは蛙のような鳴声が聞こえます。

もしかしてモリアオガエル?
デジカメのムービーから音だけを抽出してみましたのでこの鳴き声を聞いてみてください。
YouTubeに載っているビデオの鳴き声と比べてみてもよく似ているようですね。
映像はテレビで見たことはありますが、鳴き声を聞いたのは初めてのような気がします。


それにしても、モリアオガエルは人間に対して警戒心があまりないのでしょうか。
私が沼に近付いても全然鳴き止むようなことはありません。
田圃のトノサマガエルとはえらい違いですね。
ゆっくり構えて探してみればその姿も見ることが出来たのかもしれませんが、今日は一番の目的はトレイルランなので、姿を見れなかったのは残念です。


その後は快調に高良城林道を下り、国道163号と脇道を通って出発点の橋に戻ってきました。
でも今回のルートは立ち入り禁止区間を含んでいるので、これを読んだ人は絶対に真似しないようにしてくださいね (^^ゞ

今日のルート
距離:17km
時間:2時間18分
平均時速:7.4km/h
平均心拍数:122bpm
運動強度:61%
消費量:772kcal

2008/06/01(Sun) | トレイルラン | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
コメント
--ちょっとアブナイ?--

トレイルランお疲れさまでした。

モリアオガエルの鳴き声、初めて聞かせていただきました。

色々ハプニングもあって楽しめたようですね。
by: ぴかいち * 2008/06/02 21:52 * URL [ 編集] | page top↑
--Re:ちょっとアブナイ?--

ぴかいちさん

知らないというのは怖いもの知らずですね。
隊員の方には迷惑をかけてしまいました。

モリアオガエルはじっくり探せばよかったけど、
先を急いでしまったので姿を見れなかったのが残念です。
どうも私は、ランニングの途中で休むことに罪悪感のようなものを感じてしまいます。
トレイルランの本当の楽しみ方がまだ出来てないようですね。

by: ゴジュウカラ(かず) * 2008/06/03 19:18 * URL [ 編集] | page top↑
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