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初めて掴んだ (@_@)
私の職場の倉庫の一角に吹き抜けの地下室のようになった場所があります。
その床にはいつもパウダー状の埃が雪のように降り積もっていて、虫などが這い回ると軌跡が線になって残り、複雑に絡み合って現代アートのような模様を作り出しています。
私は毎日、美化のためにこの地下室に降りていくのですが、今日はいつもとは違って大きなはっきりとした、まるで誰かが棒で描いたようなジグザグ模様が描かれていました。
これはどうも蛇の這った跡のようですね。

この部屋の壁は垂直のコンクリートで、蛇が這い上がることが出来そうな物といえば唯一階段があるだけです。
しかしそこには蛇の這ったような跡は見られませんでした。
ということはまだこの部屋のどこかに潜んでいるということです。

蛇といえば私には忘れることの出来ない怖い思い出があります。
小学校の中学年くらいの頃だったでしょうか。
その日は地域の子ども会の集会がある日で、私は会場となっている古い集会場にいました。
始まる時間よりだいぶ早く着き、ひとりで待っていたのですが、窓の外に他の子達の姿を見つけた私にちょっとした悪戯心が芽生えました。

「どこかに隠れて脅かしてやろう」

押入れの扉を空け天井を見ると、板が少し隙間が開いています。
動かしてみると、板が外れて屋根裏に上がれるようになっていました。
私はその中に潜んで、みんなが部屋に入って来るのを待っていました。

ところが、じっとしていると何か上の方からパラパラと埃が降ってきます。
なんだろう?と顔を上げると・・・
なんと、すぐ目の前に大きな蛇がとぐろを巻いているではありませんか。

「うわぁー 蛇じゃぁー!!」(広島弁)

あの時の恐怖がまた蘇ってきました。

私はまだどこかに居るはずの蛇を探して、薄暗い部屋の中を見渡しました。
すると、やっぱり居ました。
アオダイショウでしょうか。
でもまだ子供のようで、シマヘビよりも少し小さいくらいです。
部屋の角で垂直の壁を一生懸命登ろうとしていますが、いくら頑張っても無駄な努力です。

私は、そばにあったスコップを手に取り、蛇の首をプツリ・・・
と、子供のころならそうしたかもしれません。
でも、私も今は4人の子供の親。
いくら気持ちが悪いとはいえ、罪のない小さな命をそう簡単に奪うことは出来ません。
ここは何とか彼(彼女?)を助けてやりたいと思いますがどうしたらいいものか?

スコップを使って階段の下まで誘導し、頭をステップの方に上げてやろうとしますがうまくいきません。
私が上へ上へと持っていこうとすると、彼は下へ下へと逃げていきます。
悪戦苦闘を繰り返すうち、これはもう手で捕まえるしかないかなと思うようになりました。
そして次の瞬間、私は彼のシッポを掴んでいました。

「おぉ掴めるじゃん」

蛇を掴むなんて生まれて初めての体験です。

シッポを掴まれた彼は、頭を私の手の方に持ち上げようとしますが、軽く振ってやるとまた下の方に垂れ下がります。
その状態で私は階段をゆっくり上がり、外の草むらの方に投げてやりました。
彼は一瞬固まりましたがすぐに動き出し、ゆっくり草むらの中に姿を消して行きました。

私は、怖がることもなく蛇が掴めたことに小さな満足感を覚え、なんとなくいい気持ちでまた仕事に戻りました。

2008/06/13(Fri) | 雑記帳 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
コメント
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偶然とはいえ動物とのふれあい&自然に戻す
手助けができてよかったですね。
by: ぴかいち * 2008/06/14 21:50 * URL [ 編集] | page top↑
--Re:--

ぴかいちさん
予期しないところで突然蛇に出くわすとビックリしますが、じっと見続けていると慣れてくるものですね。
相手を脅かすような姿、形をしているのは、もしかしたら自分の身を守るための方法なのかもしれません。
蛇って本当は臆病でおとなしい生き物なんじゃないかな?
by: ゴジュウカラ(かず) * 2008/06/15 05:44 * URL [ 編集] | page top↑
--ふぅうう ドキドキしました--

タイトル見て何を掴んだのか??と
えぇ蛇やん(@@

読んでてどうなるのか・・ドキドキしながら

小さいとはいえ蛇だからなぁ
手に汗握りました

この時期、ボクも下草が深いところはドキドキです。
by: FOX * 2008/06/20 01:06 * URL [ 編集] | page top↑
--Re:ふぅうう ドキドキしました--

FOXさん

年中キャンプしているFOXさんでも蛇は苦手なんですね。
山道を歩いていて、そばから突然雉が飛び出したりするとびっくりしますが、蛇の場合はこれとはちょっと違うかな?
でも最初はびっくりするけど、じっと見続けていると慣れてくるものです。
手を出したときは全然怖いとは思いませんでしたよ。
by: ゴジュウカラ(かず) * 2008/06/20 06:54 * URL [ 編集] | page top↑
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